ネイチャー生活倶楽部

髪の悩み

髪や頭皮の仕組み

 30年前、この活動のきっかけとなったのは「どうにも治まらない抜け毛」からでした。どうして?どうしたらいいの?色んなシャンプーを探し回っても、なかなか落ち着きません。そんな時、たまたまシャンプー開発に携わる方とお話する機会がありご相談したところ…「あ~、何を使っても大差ありませんよ。どれも台所用洗剤と変わりませんから」とのお言葉。本当にショックでした。そんなものでは大事な髪を洗えない!そこから一念発起して、シャンプーづくりに動き始めました。

 同じように悩んでいる方々にもお聞きしてみると、皆さん本当にさまざまなお悩みを抱えていらっしゃる…その原因は?そもそも髪や頭皮の仕組みは?それを知るために、髪の専門家の方々を探してはお伺いする日々が始まりました。

年齢とともに髪も年をとっていきます。
老化とともに悩みが出てくるのは「当たり前のこと」に気づかされました!

 年をとってくると、30代ではおよそ50%もの方に白髪が出てきたり、40代くらいになると分け目や頭頂部が薄くなってきたり・・・。これってほとんどの方が「悩み」として感じてるんじゃないでしょうか?「髪が年をとったら皆こんな風になるんだ!これは悩みなんかじゃない、普通のことなんだ~」と、抱えている悩みのことを、見つめなおすことができました。

 専門家の先生方から教えていただいた髪の基本が、そもそも髪の毛は、1つの毛穴から1本、ないし2~3本生えています。1本あたり抜けるまでの寿命は、男性で約3~5年、女性は4~6年。それが一度抜けて、新しい髪が頭皮から出てくるまでにはなんと約80日もかかる、ということです!髪の毛の平均は約10万本、それが女性の場合4年程度で全部生え変わるとすると、なんと毎日60~80本が寿命を迎え抜けていくのです!さらに、妊娠や閉経、9月~11月頃の秋の時季などは、100本近く抜けることも・・・。

 これを皆さんにお伝えすると「良かった~。髪は抜けるものだったのね!」「私の抜け毛は普通だったんだわ」と、ほっとされる方も。そして今までは知らず知らずのうちに悩みを抱えていたという精神的ストレスがなくなったのか、「教えてもらってから、抜け毛が減ったのよ~」と仰る方もたくさんいらっしゃいます。

頭皮も肌の一部です。頭と肌がつながっていることに、意識がありませんでした。

 髪の毛が抜ける、薄く細くなってしまう、髪にハリもコシもない・・・。
 どうしても目に見える「髪の毛」を気にしがちですが、髪は頭皮から生えてきますよね。一番大事なのはこの「頭皮」だったんです。
 頭頂部には毛細血管をはじめとして細い血管しかありません。同じ頭皮でも、太い血管があるのは下半分だけで、頭の上半分には毛細血管などの細い血管ばかりだったんです。だから血行が悪くなってしまうと、細い血管しかない上半分は栄養が届きにくくなってツムジなどの薄さが気になるようになるんです。

 それに、頭皮は髪を生やす大切な土壌です。良い畑から良い作物が採れるように、元気な頭皮からは元気な髪が生えてくるんです。毛穴も体の中で一番多いところです。髪は毛穴の中でつくられて、その細ーい毛細血管から栄養をもらって育っているんですよ。だから頭皮もしっかり洗って、毛穴が皮脂でふさがれないようにして下さいね。

髪は一度傷むと自力では修復できません!
だからこそ自分たちでの手当てが必要だということも分かってきました。

 今は若い方から年配の方まで、パーマや毛染めをするのが当たり前になってきましたね。それって、すごく髪の毛を傷めているのは何となくわかっていました。でも専門家の先生方に教えていただいて、よ~くわかりました。
 髪の毛は実は死んだ細胞の集まりなんです!!一回傷んでしまうと肌のように自力では修復できません。生えたばかりの髪はキューティクルが何重にも重なっているのに、パーマや毛染め、紫外線やドライヤーなどで徐々にキューティクルがボロボロになってしまうんです。衝撃でした・・・。だからこそ手当てが必要でした。

 髪を横に半分に切ってみると、海苔巻きのような構造をしています。真中の具の部分が毛髄質、ご飯の部分が毛皮質、そして、海苔の部分が毛小皮で、キューティクルと呼ばれる部分です。また、髪の毛は11~13%の水分を含んでおり、構造が螺旋状なので引っ張ると10~30%も伸びます。この水分が足りないと髪はもろく、キシミやパサつきの原因にもなります。

 頭皮には汗を出す汗腺と、皮脂を出す皮脂腺があり、そこから出てきた汗と皮脂が混ざり合って「皮脂膜」というものをつくっています。この皮脂膜は肌の上で肌の水分が蒸発しないようにしたり、外からの異物の侵入を防いでくれています。
 髪の場合、頭皮の皮脂膜が髪の毛にも徐々に行き渡ることで、髪にツヤが出てきます。しかし、特に女性は20代を過ぎると、どんどん汗や皮脂の分泌量が減っていきます。そうすると、今まできれいに髪の毛を覆っていた皮脂膜が少なくなっていき、皮脂膜がない部分はツヤがなくなって見えていたのです!

 こうした仕組みを知ることで、皆さんの意識も随分と変わりはじめました。皆さんで情報を出し合いながら、たくさんの方が前向きに考えられるようになってきました。
 そして、シャンプーそのものについても考え始めました。
 以前は『シャンプー=髪を洗うモノ』と思っていました。ところがなんとシャンプーは頭皮のことを考えて生まれたもの。頭皮の汚れを落とし、マッサージするもの―これがシャンプー本来の役割でした。

 活動から30年、「ネイチャー生活俱楽部で動いたお陰で、悩みに前向きに向き合えるようになったわ~」「妥協せずに創った頭髪ケアで、悩みも随分落ち着いたわ~」という嬉しいご報告がたくさん寄せられています。
 ただ30年前に比べ、気候変動が激しくなり、花粉症・アトピーなどのアレルギーをはじめとする新しい悩みがどんどん増えています。それだけにまだまだ髪の悩み、頭皮の悩みはもちろん、不安や疑問も追究していきます。