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ネイチャー生活倶楽部

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食への取り組み

棚田について

「無農薬」とよく耳にするようになったのに、
実際、有機農法のお米はわずか0.19%!
さらに、水を貯え生態系を保全する
重要な役割を持つ「棚田」も年々減っています。
日本ではEU諸国に比べて無農薬農業の普及が遅く、その理由の一つに、夏は暑く、雨も多い気候のため雑草や害虫の活動が盛んなことがあります。
収穫量を得るには、農薬に頼らざるを得ないとも言われており、無農薬・化学肥料に頼らない農法での米づくりは、ほんの僅かです。
※国内の米総生産量のうち、有機JAS認定を受けた割合は0.19%(令和3年度農林水産省調べ)

また、日本にある約250万ヘクタールの水田のうち約15万ヘクタール(6%)が棚田だと言われています。
(2019年NPO法人棚田ネットワーク調べ)
平地の水田に比べ棚田は「労力は2倍、収量は半分」と言われ、農家の方の高齢化もあり、年々棚田での米づくりは減るばかりです。しかし、「保水」「洪水調整」「生態系保全」などの重要な機能を持っており、近年棚田を復活させようという動きがやっと出てきました。


日本の原風景とも言われる「棚田」。
実は重要な役割を果たしていました。
●水源かん養・保水機能
平地では雨が降ると河川に流れていきますが、棚田は水を貯え徐々に浸透して地下水になっていきます。
●洪水調整機能
大量に降った雨が棚田に溜まることで、小さなダムのように、直接河川に流れず洪水調整の役割を果たします。
●生物多様性・生態系保全機能
コンクリートでできた用水路でなく、機械で土を押し固めてもおらず、さらに溜池などの水たまりも多いので、小動物、昆虫などたくさんの生き物が住みついています。


「棚田の米づくり」の大変なところは・・・
棚田は、一枚一枚の面積が小さく、傾斜地のため、機械が使えないなどで労力がかかります。さらに、山間部にあるため水温が低く、日照時間や気象の影響を受けるため収穫量が平地よりも少ないのです。
「棚田米」がよりおいしい理由!
山の水や雨水を水路に使用するため、生活排水が混ざらない、さらに山間部特有の温度差によって栄養を蓄えたお米となり、平地で育ったお米よりおいしいと言われています。


大切な棚田―なのにこの50年で半分が耕作放棄地に!
みんなの力で守っていきたい!もうすでに動き始めています。
認定NPO法人棚田ネットワーク

(市民団体)

「棚田」は先祖の知恵と苦労がぎっちり詰まった日本の財産。後世まで伝えていくのが使命です。
1970年、コメ余りから生産調整が始まり、旧農林省は先の見通しを誤って棚田を杉林に転換する政策を進めました。その杉林も今では放置林、さらに過疎高齢化により棚田の放棄は一層拍車がかかってしまいました。
そんな現状に危機感を抱いた市民が始めたのが「棚田ネットワーク」です。農家と市民をつなぐ、相互に理解し協力し合える関係を作りあげることによって、持続可能な循環型社会を創出することを目的とし、様々な棚田支援活動を展開しています。
(イベント等はホームページをご覧ください)
※「棚田ネットワーク」で検索


農林水産省

(国・地方自治体)

「棚田地域振興法」が施行され、全国に棚田の保全活動が広がっています。
令和元年に成立したこの法律は、貴重な国民的財産である棚田を、農家のみに任せるのではなく地域みんなで将来に残していこうという趣旨でつくられました。国と地方自治体がタッグを組んで、様々な支援を行っています。

「つなぐ棚田遺産」(令和版棚田100選)熊本は全国2位、17カ所の棚田が認定されました!
熊本県の「むらづくり課」も、棚田保全のため様々な施策に取り組んでいます。担当者にお聞きすると、各市町村と連携して、地域の特長を活かした企画を進めているとのこと。私たち生活者自身も自分の地域の現状を知って、イベントに参加、特産品購入等で支え合うことが大事だと感じました。
官民お互い頑張って、棚田を守っていきましょう!