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相次いで襲い掛かる原因不明の病 原因究明に奔走する中で出会った一冊の本

 代表を務める反後人美さんは、まだオーガニックやエコという言葉や意識が根付いてない時代に自然との共生をテーマに活動を始めました。そのきっかけは相次いで襲って来た自分自身や家族の病との闘いでした。
 「22歳の時に原因不明の子宮内膜症になり4回の手術を受けました。家族に迷惑をかける自分に、日々虚無感を感じていたものです」と反後さん。そんな苦難を乗り越え反後さんは第一子を妊娠。ところが、出産からわずか6日後息子さんが原因不明の心臓病が判明。幸い3歳には自然治癒したのですが、その数年前には反後さんのお父さんがパーキンソン病を発症。さらにその後授かった娘さんは卵アレルギー。相次いで襲い掛かる病気が原因不明とされることに納得できず「原因の答え」を求め、体にいいと言われる食べ物や健康法などあらゆることを試しました。

 そんな時に出会ったのが『健康な住まいを手に入れる本』。シックハウスで多くの人が健康を害されていることが書かれてあり、『原因不明』や『アレルギー』という言葉で片付けられていた症状は住環境に原因があるのかもしれない!健康は、食だけではなく衣類や住宅も含めた生活全般を改善しなくては…、それが現活動の始まりでした。
 39歳で父親の会社を継ぎ、家業の跡地にファミリーマンションを建築。『住む人の身になって考えたい』という思いから“健康な住まい”をコンセプトに建築を開始。自ら建築分野を勉強し、エコ建築に関して専門家顔負けの知識を修得。そして健康に害を与えない安全な材料、地元産を使うことにこだわると、何と!当初の見積もりより1億円オーバー。何とか人件費や運送、流通コストを削減して適正な価格でエコマンションを実現しました。
 「薬漬けの外材(輸入材)よりも、生産者の顔が見える地元材を使った家が絶対にいい。紙も畳も土も安心できる本物を手の届く価格で提供することが、日本の農業や林業を再興することにもつながると思っています」。

西日本で唯一のオーガニックショップ誕生 経済優先から生命優先の社会へ

 新たに転機が訪れたのは11年前、『健康な住まいを手に入れる本』の著者であり日本を代表するエコ建築士の相根昭典氏が訪ねて来たのです。その時、相根氏が「ぜひ見て欲しい」と勧めたのが当時日本に一つしかないというオーガニックショップ。すぐに現地に向かった反後さん。「感動しました。私が欲しいと思うものが全て揃っていたんです。その時に食べた自然栽培の野菜料理がおいしかったこと。味噌汁をごくごく飲む娘の姿を見て、母の直感でコレだ!と思いました」。
 それからというものオーガニックショッピングモールのオープンに向け奔走。オーガニックやエコがメジャーではなかった頃、契約農家やテナントの開拓、自然栽培農家での研修、自然食検定の取得など、準備に1年3ヶ月をかけ、2005年ついに、当時西日本で唯一のオーガニックショッピングモール「ナチュラル&ハーモニック ピュアリィ」を設立したのです。
 現在は自然栽培の作物をはじめ発酵食品や有機食材、無添加の洗剤や化粧品といった生活雑貨、オーガニック衣類などを販売、オーガニックレストランやエコ建築の提案も実施しています。さらに、反後さんは自身の経験を元にナチュラルライフセミナーなどさまざまなセミナーや講演会を開催。「東日本大震災で経済優先から生命優先の社会へ、日本人の価値観はシフトしました。人は自然の中で生かされていることを再認識して、自然と共生する持続可能な未来を子どもたちにつなぐため、一人一人の行動が大切です」。
 反後さんのこれからの活動がますます楽しみです。